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お客様や地域の方とともに成長を続ける老舗繊維商社 ~タキヒヨー株式会社~

執筆者の写真: 編集 さささんぽ編集 さささんぽ

今回は、愛知県名古屋市西区にある名古屋ルーセントタワー内に本社を構える老舗繊維商社、タキヒヨー株式会社様に、オンラインで取材させていただきました。取材では、同社の経営方針、成長支援の取り組み、地域や社会への貢献性、そして今後の展望についてお話を伺いました。 

 


 

 

【質問事項】 

・社内でのコミュニケーション 

・社員の働きやすさや成長支援についての取り組み ・ 「ものづくり」という視点からの地域貢献活動や社会貢献活動への考えや想い 

・社会貢献活動の1つである「Happiness」について、きっかけや具体的な活動内容、これからやっていきたいこと 

・今後どのような企業を目指すか 

 

 

上記の5つの質問に答えていただきました。 

順番に紹介していきます。 

 

 

 

Q.社内でのコミュニケーションはどのようにされていますか。 

  

A.現社長は「社員が一番、仕入れ先が二番、取引先が三番」とよくおっしゃいます。顧客第一を掲げる会社が多い中で、この優先順位は珍しいと思います。その理由は、「社員がいなければ商売が成り立たない」という考えがあるからです。その次に、商社として商品を作っていただく仕入れ先の存在が不可欠であり、それがあって初めて取引先と商売ができるという順序を大切にしているためです。このような点が、タキヒヨーの特徴の一つだと思います。 

また、社内のコミュニケーションにおいては、役職を役割として捉えています。社長はよく、自身を社長職という言い方をされます。「自分は社長職という役割を担っているだけで、課長や部長もそれぞれの役割がある。社長は下の意見を聞き、最終的な決断を下す役割であるだけで、偉いわけではない。」と話されます。この考えのもと、比較的フラットな組織が形成されており、上下関係を強調することなく、支援する立場を意識しています。実際、社長は「管理職」という言葉ではなく、「支援職」と表現します。これは上から管理するのではなく、メンバーの支援をするのが上長の役割であると考えるためです。こうした姿勢が、タキヒヨーのコミュニケーションや組織のあり方として意識しているところだと思います。 

 

 

★管理職や従業員一同が一丸となり、役割の垣根を越えて一人の顧客に一つの商品を届ける姿勢をお聞きし、会社を発展させるための協力体制に尊敬の念を抱きました。 

 

 

Q.社員の働きやすさや成長支援について、どのような取り組みをされていますか。   


A.一人ひとりに対する人間味のある対応が、働きやすさや成長支援に繋がっていると感じます。例えば「社員全員が何かやりたいことを持ち、それが楽しいから仕事を続けたいと思えるような状態であってほしい。」という言葉をいただいたことがあります。「その人がやりたいことを進めやすいようにサポートする」というところが社員の成長を支えるうえで、大事にしているところだと思います。 

また、「育休を取得できます」と制度を掲げているものの、実際に取得できるのか、取得する際に周囲の空気が悪くならないのか、といった不安を耳にすることがあります。当社では、子どもができた社員が育休を取得し、復帰することが当たり前なこととして受け入れられています。この当たり前と感じられる空気感は、社員同士の助け合いや協力があってこそ成り立っています。私自身、まだ一人前とは言えない時期に産休をいただきましたが、周りの方々は嫌な顔一つせず、「頑張って産んでおいで」と温かく送り出してくださいました。復帰した際も「おかえりなさい」と快く迎えていただき、本当にありがたいと思いました。さらに、復帰後には「母親になったなら、母親目線で商品を作ってみなさい。」と言われ、それまで営業として携わってきた仕事とは異なる、商品の企画や製作に関わりました。振り返ってみると、人間としても成長できたと実感しています。そのため、私は「仕事」という枠を超えて、人として生きていく中での学びや成長の場を会社から与えられていると感じています。働いているというよりも、一緒に生かしていただいているような感覚があり、その中で自分自身が大きく成長できていると実感しています。 

 

 

Q.「ものづくり」という視点から、地域や社会への貢献に対する考えや想いについて教えてください。 

 

A.現在行っている様々な地域貢献活動や社会貢献活動は、理屈ではなく、当たり前のことだと思います。社長との雑談の中で、「商売上は、東京のお客さんが多く、広く知られているブランドも東京に本社を構えているが、本社を東京に置くことは絶対にしない」と言われたことがあります。その理由は、「ずっと名古屋でやってきた会社だから」というものでした。 タキヒヨーは創業地である愛知県江南市から始まり、尾州産地といわれる岐阜県羽島市や、愛知県一宮市に助けてもらいながら今でも名古屋市に根差す企業としてやってきています。だからこそ、地域貢献活動や社会貢献活動には、「タキヒヨーが根差している地域のために」という思いがあります。 

また、活動に参加すると、逆に元気をもらって帰ることが多いです。むしろ私の方が感謝しながら、活動しています。こうした活動は個人ではなかなかできないので、もっとこのような活動を行っていけたらいいなと思っています。そして、生きていく上でたくさんの人に助けられているので、微力でも誰かの力になれれば、それが自分の喜びにもなります。「一人ではできないことでも、みんなでやればできる」タキヒヨーでは、そんな挑戦を仲間と共に叶えられると感じています。 

 

 

★取材の中で、地域貢献活動は「タキヒヨーのため」ではなく、「当たり前のことだ」  ということを特に強調されていました。 

 

 

 

Q.社会貢献活動の1つである「Happiness」について、きっかけや具体的な活動内容、これからやっていきたいことがあれば教えてください。 

 

A.この活動のきっかけは、ある会社員の発案を社長に直接提案したことです。 

活動内容としては、年に2回、名古屋市の児童養護施設に向けた取り組みを行っています。メインは服をプレゼントすることですが、ただ渡すだけではなく、子どもたちの好みに合わせてコーディネートしたり、入園・卒園用のセレモニーウェアを贈ったりしています。この時に、一方的に送るのではなく、「手渡し」で届けることを大切にしています。また、思い出になるようなひと時を一緒に過ごすことができるように、ワークショップを開催しています。最近では、メッセージカード作りを行って、生地でデコレーションするというイベントの開催もありました。 

また、付随する活動として、キャリア支援というような形で、普段なかなか企業の方と接することが少ない児童養護施設の子どもたちのために、模擬面接を行ったり、就職活動に向けてアドバイスを行ったりしています。実際に、支援した子が大人になって、就職活動でうちの会社を受けてくれたなどという話もあり、こういうのは嬉しいです。 

 

 

★「手渡し」を大切にしているということを聞き、地域の方との関わりやつながりを大事にしていると感じました。また、子どもたちの印象にも残りやすくなるため、素敵な活動であると改めて感じました。 

 

 

 

 

Q.今後どのような企業を目指しますか。 

 

A.策定中ではありますが、会社のビジョンとして中期経営計画というのがあります。その中で、「サステナブルソリューションカンパニー」というのが1つの軸になっています。この取り組みはSDGsを意識したもので、単に環境に良い素材をたくさん売るだけでなく、ビジネスとしてきちんと成立させながら、社会課題を解決することを目指しています。タキヒヨーは単に有形のモノを仕入れて卸す会社ではなく、課題解決をする会社なので、仕入れや販売を通して、どのように価値を付けるかというところや、お客様やステークホルダー全体の課題を解決できるかどうかを大切にしています。 

また、「ファーストコールカンパニー」として、お客様が何を求めているのか、何に     困っているのか明確でない段階でも、最初に相談してくれる会社でいるということも大切だと思っています。 

会社を長く続けていると、会社もお客様も成長していきます。タキヒヨーの経営哲学の1つに「客六自四」という言葉があります。これは、利益を全て会社が取るのではなく、お客様に多く還元することで、お客様は喜び、成長していくという考え方です。こうした経営こそが、長く会社を存続させる秘訣であり、大切にしている考え方です。 

 

 

★これからの経営として、SDGsも意識したサステナブルソリューションカンパニーを大  切に考えていることが分かりました。また、目先の利益ではなく、長期的なお客様との関係の構築が、長く経営をしていく秘訣なのだと感じました。 

 

 

[最後に] 

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。 

いかがでしたでしょうか。 

 

今回、タキヒヨー株式会社様に、様々な観点から取材をさせていただき、従業員の方がのびのびと働ける環境が整っていると感じました。また、お客様と同じ目線で課題を解決していく姿勢こそが、長く経営を続けることができる要因であり、一番大切な要素であると実感しました。そして、これからも地域に根差した企業であり続けるために、当たり前のように地域貢献活動や社会貢献活動を行っており、「地域のために」という想いが伝わってきました。 

 

 

取材にご協力してくださったタキヒヨー株式会社の皆様、本当にありがとうございました。 

 

 

店舗情報 

 

所在地:〒451-8688 愛知県名古屋市西区牛島町6番1号     名古屋ルーセントタワー 23・24階 

 TEL:052-587-7111(代表) 

 

ホームページ:https://www.takihyo.co.jp/ 

 

 

 

【取材・執筆】所、柴田、梅木 

この記事は2024年10月の情報です。 

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