木の温かさを感じる!触れ合える! “岐阜の木” と親しむ施設
- 編集 さささんぽ
- 1月7日
- 読了時間: 4分
更新日:1月14日
岐阜県といえば皆さんは何を思い浮かべますか?実は岐阜県は森林率が全国2位の森林に囲まれた県なのです。
今回私たちは、森林に囲まれた岐阜県で岐阜の木と触れ合えるぎふ木遊館という施設に、取材させていただきました。

ぎふ木遊館は2020年に開館した岐阜県が管理している施設です。この施設では「ぎふ木育」を推進するため、最初のステップである「ふれあう・親しむ」、「関心をもつ・気付く」を主に担っています。
ぎふ木育とは?
岐阜県では木と共生する文化が古来より受け継がれています。岐阜県の森林に誇りと愛着を持ち、地域の将来を担っていく人を育てたいという思いから策定されたのが「ぎふ木育」です。
ぎふ木育を岐阜県の豊かな自然を背景とした「森と木からの学び」と定義して人づくりを進めています。
【取材内容】
Q:対象年齢はどれぐらいですか?
A:対象年齢は定めていません。皆さんに遊んでいただけます。施設の設備的には小さいお子さんが中心になってしまいますが、どの世代でも楽しんでいただけるよう、たくさんのイベントを用意しています。


Q:利用者はどのような方が多いですか?
A:高校生までは無料で施設を使っていただけますが、小さなお子様連れのお客様が多いです。とくに、近隣に住む、幼稚園に入る前の未就園児のリピーターが多いです。でも、中・高・大学生の方の利用も歓迎です。
Q:利用者の遊び方についてはどのように考えていますか?
A:遊び方については正解はないと考えています。私たちも開館前に積み木を積んでおきますが、完璧に積みません。
積み木は積むところから始まるのではなく、崩すところから始まります。崩すことができて初めて遊べるのです。だから、私たちはお子さんにとって魅力的に感じる積み方をしますが、完璧なものは作りません。完璧すぎると、お子さんだけでなく親も崩してはいけないと感じてしまうからです。なので、完璧すぎないものを心がけています。
Q:ぎふ木遊館に来たお子さんに対してどのように接していますか?
A:ぎふ木遊館では、親子でいっしょに遊んでもらう施設なので、親子が安心して遊べるような接し方を心がけています。お子さんに対して、怒ること、遊び方を否定することはありません。おもちゃを投げたりするような危険な遊びをするときは、別の遊びを提案したり、ほかのことに意識を向けることをしています。例えば、おもちゃを投げるお子さんに対しては、おもちゃを何個袋に入れられるかのゲームを提案します。すると、お子さんはすぐにそのゲームに夢中になってくれます。
木のおもちゃの紹介

①まあるいつみきmini
岐阜で育った16種類の木で作られているおもちゃです。木にちなんだマークが彫られています。重さ比べや、ごっこ遊びなどにも使える自由度の高いおもちゃです!
②つみぼぼ
岐阜県飛騨地方のお守りである「さるぼぼ」をイメージして作られているおもちゃです。頭の部分が重くなっており、うまく積み上げられることができると、十数個積むこともできるそうです!
③イプブロック
養老の滝伝説に出てくるヒョウタンの形をモチーフにして作られているおもちゃです。細い部分も丈夫にできており、いろいろな木の種類や形のブロックで遊ぶことができます。
④つみマスくみマス
枡を作る会社が制作しているおもちゃです。つむこともマスのような形に組むこともできるほか、並べてドミノのように遊ぶこともできます。
【最後に】
今回、私たちの取材にお答えくださったのは、企画運営係の小池ますみ様と、ぎふ木遊館で「さとやまさん」という愛称で親しまれているスタッフの方々です。さとやまさんは子どもたちを見守り、遊びを通じて木や森の魅力を伝えています。取材にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。
小池様にはぜひ体験したことも書いてほしいと仰っていただいたので、ここからは私たちがぎふ木遊館を体験してみて感じたことをお伝えしたいと思います。





私たちの感想だけでは伝えきれない魅力が詰まっています。
皆さんもぜひ足を運んで、木の良さを感じたり楽しいおもちゃと触れ合ったりしてみてはいかがでしょうか。

[ぎふ木遊館]
TEL:058-215-1515
所在地
〒502-0803 岐阜県岐阜市学園町2-33
ホームページ
【取材・執筆】安井・冨成
この記事は2024年10月の情報です。
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